盆踊り

盆の夜に死者の霊を慰めるために踊るも
いる。高いやぐらの周囲に輪を作って細る
方式と、行列の踊り方とがある。
 平安時代、民間に仏教を広めた空也上人
が、念仏を唱えながら踊った「念仏踊り」
が、盆踊りの始まりであるといわれている。
今日のような形になったのは、江戸時代の
ころである。
 有名な盆踊りには、八月一六〜一八日、
黒地の袋をかぶり、亡者に粉装して踊る、

秋田県の「西馬首内盆踊り」、八月一五、一
六日、灯籠を頭にのせて踊る、熊本県山鹿
市の「灯範踊り」などがある。

 八月一三〜一六日、老若男女を問わず、
徹夜で踊るのが、岐阜県郡上八幡の「郡上
おどり」。「郡上の八幡出ていくときは、雨
も降らぬに袖しぼる…の盆歌を笛や太鼓な
どの伴奏で歌いながら踊る。


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2011年09月02日12:08 │日本の行事